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2002年7月30日 (火)

 ガラス張りの知事室

毎日新聞「毎日の視点」の記事。

 『田中康夫前長野県知事は 県庁の1階にガラス張りの知事室を作った。その結果なにが起きたか。県会議員が支持者をつれて知事室に陳情に行かなくなったという。ガラス張りの知事室が 知事と県会議員との関係を変えた。ささいなことに見えるが これまでの県政のシステムを根底から崩してしまったのではないか。県議会が知事不信任決議にまで突っ走った原因も このあたりにあるのではないか。

 それまで知事室は3階にあった。静まり返って近寄りがたい雰囲気だ。許された者だけが入れる密室。知事はその中にいた。この聖なる空間に入れるのは知事を支持する県議の特権である。選挙区の支持者を連れて行き 道路を造ってくれ ダムがほしいという陳情を知事につなぐ。国の公共事業では国会議員の秘書が口利きをしてきた。県レベルでは 県議の陳情も本質的には似たような機能を担ってきた。

 だが口利きは密室でやるものだ。ガラス張りの知事室では 知事の発言はすべて公開の場の公約だ。「今年は難しいが 来年以降なら考える」というような あいまいな約束手形は切れない。ガラス張り知事室は外見上の奇をてらっただけではなかった。知事と県議とを結びつける陳情という儀式を壊す装置だった。県民に直接語りかけるためには密室は無用だ。多数の県議が知事室へ入る特権を失った。

 その代償として田中前知事は県会多数の支持を失った。不信任案は知事が看板にしている「脱ダム宣言」の是非を問うていない。これまでの知事と県議の関係が崩れたことが許せなかったのだ。問題は「密室」である。密室という装置がなくなったら政治は大きく変わる。それを田中前知事のクリスタル県政が実証した。-後略-』(続きは言いたい放題掲示板で)

 確かに政治の透明性は必要なことだろう。しかし 何か重要な案件や計画などを練り上げる段階から公開して良い案が出来上がるのだろうか。優れた施策案を完成させるまでには 実に下らないと思われるような案の積み上げから優れた案が出来上がる場合が多い。検討段階を公開にすれば裾野となる案が出て来ない可能性がある。別に悪い事でなくても途中段階を他人に見せたくない場合も有るだろう 例えば女性の化粧のように。何でもかんでも開けっ広げが良いとは言えないと思う。もっとも議員にも相談しない独裁政治なら関係ないだろうが。

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2002年7月27日 (土)

 経済素人処方せん

 中国製ダイエット食品による健康被害が問題になっている。この問題の最大の原因は「やせ薬」が 医薬品ではなく 食品として販売されている事だろう。インターネットやお土産品として自由に買えるところから被害が増大した。医薬品であれば当然薬事法で規制されるはずの有害化学物質「N―ニトロソ―フェンフルラミン」食欲抑制剤「フェンフルラミン 」医薬品にしか認められていない「甲状腺ホルモン」などが含まれているそうだ。特に「N-ニトロソ-フェンフルラミン」は 発がん性の疑いと肝臓に蓄積しやすい特性が有るそうだから恐ろしい。

 ここで疑問に思うのは中国の製造元が これだけの被害者が出る事を想定しながら製造・販売をしているのだろうか と云う事である。もし日本の会社で同様の問題を起こせば 賠償問題や刑事事件で大変な事になる。その点 中国の国内事情が判らないので何とも言えないが 製造会社の 薬品についての無知と 薬害データーの無さ つまり「素人考えが生んだ結果」と考えるのが妥当なところだろう。

 話しは変るが 小泉首相は26日の経済財政諮問会議で 法人の税負担軽減を中心に1兆円超の先行減税を2003年度に実施するよう検討を指示したそうだ。財源には将来の増税などで償還することを明確にした「つなぎ国債」も活用し 3年程度で増減税が同額になる税収中立をめざすとしている。提案によると 公共投資関係費などを中心に大胆な歳出削減を行い 「法人の税負担軽減」を中心に1兆円の減税を行う。

 相続・贈与税の一元化や金融所得課税の一元化による税負担軽減 土地関連流通税の軽減など「民間需要創出効果の高い減税に充てる」としている。2003年度の一般歳出を今年度より5000億円削減して 47兆円に抑制し 2年連続で一般歳出を減らす。また 各分野で合計 4兆円を削減したうえ 2兆円を科学技術など重点分野に配分するという。

 小泉首相が思い切った規模の先行減税を表明したのは初めてである。最近の株価急落などを見て 慌てて景気配慮に一歩踏み込んだと見られても仕方ないだろう。しかし 現在のデフレ不況の根源は 簡単な対策では解消出来ない。短期 長期の処方せんを組み合わせて 一歩一歩進めるべきである。取って付けた様な「経済素人処方せん」では 中国製ダイエット食品よりひどい副作用が出ないか。

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2002年7月26日 (金)

 女性投資の会代表 紺谷さん(2)

・・・今朝の日本TV 「情報ツウ」に 紺谷さんが コメンテーターとして出ていましたね。にしても その後に出演した 市川 染五郎の茶髪にはビックリ!
では 昨日(25日)からの続きをどうぞ・・・

 目指すは「株式投資の井戸端会議」会員は現在1000人余り。50~60代の主婦をはじめ 20代から70代まで幅広い。入会金不要 年会費2000円 勉強会の参加費は1回1000円。東京を中心に 勉強会と懇親会を毎月交互に開いている。年5~6回 会報も出している。

 勉強会の講師は紺谷さんとその友人が中心だが エコノミストの三原淳雄氏、故遠藤周作氏夫人の遠藤順子さん、『運命の長女 スカルノの娘メガワティの半生』の著者である秋尾沙戸子さんら 多彩な顔触れが協力している。講義内容は株式投資だけでなく 資産運用全般 不良債権や財政赤字などの経済問題も。しかし 個別銘柄の見通しやトラブル処理は行わない。自分で金融商品を選べるように トラブルを未然に防ぐ知恵を学んでもらう。地方会員の要望もあり 今後はホームページや出版物の活動に力を入れる予定だ。

 発足当初は 折からのITバブル時代。IT関連の新興企業の上場が相次ぎ 株価も上昇していた。会の発足がマスコミで伝えられると 全国から入会希望が殺到し 問い合わせは1万人を超えた。しかし 多くの人は「どの銘柄が上がるのでしょうか」といったインサイダーまがいの情報を求め 会の活動内容を知ると遠ざかっていった。「投資に対する正しい知識を持ってもらうのが狙いです。正直な話 私は株式投資では損ばかりです」と苦笑いする。

 「それにしても」と紺谷さんが怒りをあらわにするのは行政当局に対してだ。旧大蔵省時代から 市場や投資家を育成する努力を怠ってきただけではない。金融ビッグバンの名のもとに 投資家や預金者の自己責任ばかりを強調し 金融機関の破たんや不祥事について 一切の監督責任を取らなかった。財務省認可の公益法人 日本証券経済研究所の研究員でありながら 鋭い大蔵省批判は以前から有名だった。それだけに風当たりも強いが「でも 誰かが言わなければならないことではないでしょうか」と意に介さない。およそ演技とは無縁な性格がにじみ出ていた。

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2002年7月25日 (木)

 女性投資の会代表 紺谷さん(1)

 TVの政治・経済の番組に良く出ている 日本証券経済研究所 主任研究員の 紺谷 典子(ふみこ)さんの発言を聞くのが好きである。経済に関する考えが私と近いと感じるせいか 聞いていて心地よい。かなり辛口の発言が多いが そうだ! そうだ! と 思わず声援を送りたくなる。毎日新聞の「リーダーな女たち」に「女性投資の会」の代表でもある 紺谷さんの記事が出ている。

 社民党の 田島陽子参議院議員のように 訳の分らない男女同権論をヒステリックに撒き散らす女性と違い 女性のスキル向上を目指す事により 男性一辺倒だった分野へ女性が進出していく道をつくる活動は 実力で男女同権を目指す賢いやり方だと思う。記事の内容をぜひ紹介したい。少々長いので2日に分けて。

 2年半前の1999年12月に「女性投資家の会」を結成し 代表として証券投資の啓蒙に全力投入している。講師役をはじめ 会員との連絡 会報作成など すべてボランティアである。これに 雑誌の執筆 ラジオ・テレビの出演 政府関係審議会の出席などが加わり ここ数年はかなりの多忙ぶりだ。家計の資産運用を実質的に取り仕切っているのは主婦らの女性。買い物も立派な経済行為だ。それにもかかわらず「女性は近視眼的」「女性は経済に弱い」といった誤解と偏見がいまも根強い。

 しかも 日本版ビッグバン(金融制度改革)の開始とともに いきなり「投資家の自己責任」ばかり強調される時代になった。それまでの長い間 個人投資家は金融商品の知識や教育投資のチャンスも与えられないまま。「株はうさんくさい」「金もうけの手段」といったダーティーなイメージが社会的に先行し まともな投資対象とみなされなかった。証券市場の活性化に寄与したい。それがないと 日本経済の再生もない。「そのカギを握るのは女性」と紺谷さんの使命感に火がついた。

 JRA(日本中央競馬会)が女性ファンを取り込んで成功した例にならい「ファッションを語るように経済を語り」「推理小説のように経済を分析する」女性が増えれば 大きなイメージアップにつながり 投資家の裾野も広がるからだ。

     ・・・明日(26日)へ続く・・・

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2002年7月24日 (水)

 国民年金は誰のため?

 1年ほど前「自分の将来」と題して 国民年金未納者の問題を書いたが 昨日の読売新聞の「変る年金・空洞化対策」を読むと 改善どころか益々未納者が増えているようだ。保険料を払わない理由について次の様に書いてある。

 『社会保険庁が3年前 保険料未納者を対象に払わない理由を調査したところ「保険料が高く 経済的に支払いが困難」を62%の人が挙げた。ただ この結果を額面通り受け取ってよいかどうかは疑問である。世帯の年間所得が1000万円以上の人でも 約半数がこの選択肢を挙げている。払っている人と未納者の年間所得の分布を比較しても さほど大きな差は見られない。一方で 未納者の半数以上が生命保険か個人年金に加入して 自分で老後に備えようとしている。』

 マスコミの報道等を見ていると「年金は将来破綻する」といった記事をよく見かける。この様な記事を見た人が 公的年金を当てにせず自衛しようとする気持ちも分らない訳ではない。しかし 年金未納者が 不幸にも自分が事故にあう等した場合 本人も家族も窮地に立たされる可能性がある事だけでも 加入しておく価値はあると思うのだが この「不幸にも自分が事故にあう」など 今時の若者には考えられないらしい。

 今の世の中 今は今 後の事はどうなるか知らないとばかりに将来の事まで考える人が少なくなった様な気がする。自分の事でも お上がいうから仕方が無くやる といったのが多い。例えば 車のシートベルトは自分自身の安全を確保する目的なのに 取締りがあるからシートベルトをするという人が多い。取締りの警官の姿をみて慌ててシートベルトをする姿を見たことがある。

 『保険料を納めないと運転免許証やパスポートを発行しないことが検討されたが「年金に関係ない他の制度を徴収に使うのは無理がある」という判断から立ち消えになった。一昨年には当時の厚生省が 未納者には個人年金保険料の税控除を認めないようにする案を打ち出したが 生命保険業界が猛反発したため自民党が了承せず実現しなかった。今のところ「地道に納付を呼びかけるしかない」という八方ふさがりの状況に陥っている。国民の年金不信が背景にある以上 2004年の次期年金改正で思い切った改革を打ち出すことが 空洞化に歯止めをかける早道である。』

もはや個人の将来の事でも お上が仕切らないと駄目な時代となったか。

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2002年7月21日 (日)

小泉内閣は経済立て直し出来るか

 日本の不況は 景気指標や政府要人の発言などを聞いていると 景気は底打ち後やや上向きかのように受け取られている。しかし経済の現場に居る人々にとっては まだまだ不況から脱出できる力はなく 外部要因の影響でも もろく崩れるとの見方が大勢を占める。小泉内閣の経済音痴ぶりについては何度も書いたが 構造改革も基本である日本経済が崩れ去れば絵に描いた餅となるだろう。19日のニューヨーク株の急落を見て 小泉内閣がどの様な反応をするか 経済音痴の馬脚を現さなければ良いが。

『日経新聞 社説より』
 ニューヨーク株式市場で19日 ダウ平均株価が急落 一時8000ドルの大台を割った。米株価急落は米国経済の調整が本格化し始めたことを示している。米経済の成長鈍化は避けられず 世界の市場を一層揺さぶるだろう。それはデフレから抜け出せない日本経済を直撃する。小泉純一郎政権は脱デフレへの総合戦略を早急に打ち出す責務がある。

-中略-

 デフレにあえぐ日本経済は一段と厳しい局面に立たされる。米国経済が減速すれば これまでのような輸出頼みは期待できない。円高圧力がさらに高まれば輸出産業の収益に打撃を与える。政府は景気底打ちを宣言したばかりだが 早くも足元は揺らいでいる。週明けの世界の市場は米株価急落の影響は避けられない。日経平均株価も調整に巻き込まれれば 金融システム不安が再燃しかねない。

 小泉政権は脱デフレの原点に戻るしかない。日本経済はどの主要先進国も体験したことのない真性デフレに見舞われている。この厳しい現実に変わりはない。ここから抜け出せない限り企業はバランスシート調整に明け暮れて前向きの投資に動けず 財政の健全化も遠のく。もはや市場に対する小手先の対応や小出しの政策で その場をしのぐ段階ではない。求められるのはデフレ脱却のための総合戦略である。

-中略- 総合戦略の提言は「言いたい放題掲示板」

 重要なのは 政府 日銀が危機感を共有し 結束して対応することだ。内閣に総合戦略を担う司令塔を置き 機動性をもって危機を克服しなければならない。経済政策の基本は生き物である経済の実態に合わせた柔軟性だ。本格化する米国経済の調整のなかで 小泉政権が試されるのは経済の危機管理である。

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2002年7月17日 (水)

 金持ちタレントの横暴

 辛口のコメンテーターとして テレビのバラエティー番組に出演している 故スカルノ元インドネシア大統領の夫人でタレントのデヴィ・スカルノ(62歳)・・・と言わなくても デヴィ夫人で皆知っている。テレビで口をひん曲げて まじ切れで他人を罵倒するので有名である。野村佐知代の脱税の時も テレビで 聞くに堪えないような言葉を使って さんざん悪口を言っていた。

 そのデヴィ夫人が 東京国税局の税務調査を受け 所属事務所の経費を個人的に流用していたとして 昨年までの3年間に約1億円の申告漏れの指摘を受けていたそうだ。所属事務所も約1年半に法人所得約3000万円の申告漏れを指摘され 重加算税も含め計約5000万円を追徴課税(更正処分)された。デヴィ夫人は 私的な海外旅行の費用や生活費などを個人事務所「オフィス・デヴィ・スカルノ」の経費に付け替えていたという。国税局では 申告漏れの一部は事務所経費に仮装していることなどから悪質な所得隠しにあたると判断したようだ。

 我々庶民から見れば ため息が出るような高額所得が有りながら さらに違法までして金に執着する連中が多い。タレントに限らず 政治家 プロスポーツ選手 俳優 ミュージシャン などなど 税金は誤魔化す 薬物には手を出すと 一体何を考えているんだと言いたくなる。おまけに自分が罵倒した他人の悪事と同じ事を自分も密かにやっている。恥ずかしくないのか。もっとも「恥じ」がないからタレントをやっていられるのか。つい最近では 秘書給与ピンハネで辞任劇まで発展した国会議員など 笑い話にもならない。

 しかも マスコミは そのような連中を面白おかしく取り上げる。話題としては面白く テレビでは視聴率が取れるかも知れないが 子供の教育上だって良いわけがない。少しはマスコミの良識(もし有るならば)で この様な連中を無視することは出来ないか。売れなくなってきたタレントが マスコミで取り上げてもらおうと わざと悪事をはたらいているのではないかとさえ思えて来る。人気取りのため偽装離婚を繰り返す 山城新吾などは未だ可愛いが 法律まで破る連中は 世の中(マスコミ界)から抹殺してしまえ。

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2002年7月16日 (火)

 県民不在のドタバタ劇

   田中知事 失職

 今日の朝刊各紙は 申し合わせたように この文字が一面トップである。知事が失職・再出馬を表明した昨日午後2時過ぎ 新聞の夕刊記事最終締め切り時間を少し過ぎている。当然 新聞各紙は朝刊に載せざるを得ない。夕刊 朝刊でばらばらに報道されるより よっぽどインパクトが有る。

 戦いを仕掛けた県議のもくろみに反して 自らの失職、再出馬を選んだ田中知事は 県議の発言力が増しかねない「議会解散」など最初から念頭になく 周到に計算された失職シナリオだったろう。完全に裏をかかれた県議たちは対抗馬探しに右往左往し 同県出身の元経企庁長官の田中秀征氏からも出馬を断わられており もがけばもがくほど「脱ダム」か「ダム推進」かという田中氏の狙い通りの土俵に乗せられつつある。ここまで周到に演出できる田中知事に比べ 県議の連中の勝ち目は見えて来ない。

 それにしても 県民に選ばれた知事が就任わずか 1年8カ月で 県議会に「知事不適格」として失職に追い込まれるという事態は尋常なことではない。知事不信任決議は 汚職事件にからむ昭和51年の岐阜県知事以来で 行政手法を問われての不信任は初めてである。その重大性を田中知事がどこまで認識しているのか。県民との対話を強調する田中知事が 県議会との対話をおろそかにするなら このドタバタ劇 限りなく続くだろう。

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2002年7月14日 (日)

 反省なき幹部は外務省の患部だ

 一般の企業で新分野の技術導入や企業内改革のため 他社から人材を導入する事は良くある。殆んどの場合トップが企業の将来を見つめる中で決定する。一部の社員の中には 上司が外部から来る事は面白くないと思う者も居るだろうが 大抵の場合そのニーズを理解し協力的である。ところが あの問題の多い外務省は違うらしい。Yomiuri On-Line の記事を見てがく然とした。これじゃ外務省のエキセントリックな体質は変り様がない。まずは記事を読んで頂きたい。

 『川口外相が外務省改革の目玉として進めている同省幹部への外部からの人材登用で 途上国への政府開発援助(ODA)を扱う経済協力局長に経済産業省幹部の起用を検討していることが13日 明らかになった。これに対し 重要ポストを他省に奪われることに反発した複数の外務省幹部が 外相と次官に「他省庁から起用した場合は辞任する」と見直しを迫り 鋭く対立している。外相は今年2月の就任後 同省の局長級幹部や大使ポストに 民間人や他省庁幹部など外部の人材を起用する方針を打ち出した。すでに外務報道官の元NHKキャスターの高島肇久(はつひさ)・国連広報センター所長ら6人の起用を決めた。

 しかし 経済協力局長ポストについては少なくとも 3人の局長級の幹部が6月半ば以降 外相と次官に対し「経済協力は日本外交の切り札であり 外交の専門家が扱うべき分野だ。経済産業省に渡すべきではない」と反対を表明。個別に直談判を繰り返している。「辞任も覚悟だ。撤回してもらいたい」とのやりとりもあったという。外相は「言い分はわかるが 改革しないといけない」として 8月にも同ポストを含む大規模人事を行う意向だ。』

 さんざん問題を起こしながら 自助努力での改革が出来ないのに トップからの命令には従わない。何か大きな「うまみ」を温存したいのかと勘ぐられても仕方なかろう。数々の問題を起こし国民からも非難を受けながら まだ自分達の責任すら感じていないような連中 辞任するならさせればいい。外務省改革が一段と進むだろう。ただし 辞任した幹部には間違っても 特殊法人などへの「天下り」はさせるな。頑張れ 川口外相。

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2002年7月13日 (土)

 主婦が飲みたいビール・発泡酒

 何と言っても夏はビールがおいしい季節。主婦に「飲みたいビール・発泡酒」を聞いた(複数回答)。10位以内にはビールと発泡酒の有力銘柄が交互に並び 発泡酒の人気が定着しつつあることをうかがわせる。1位はキリンビールの「一番搾り〈生〉」で 国内で最も売れている銘柄であるアサヒビールの「スーパードライ」は3位にとどまった。上位3銘柄を見る限り 主婦は辛口よりもマイルドな味わいを好むようだ。NIKKEIプラスワンから。

1.一番搾り〈生〉(キリン)426票
糖化した麦汁をろ過するときに最初に流れ出す一番麦汁を使った。コクが特徴。5.5%、44キロカロリー

2.麒麟淡麗〈生〉(キリン)420票
粗びき大麦を使い 渋みなどを抑えた製法。発泡酒のトップブランド。5.5%、45キロカロリー

3.スーパードライ(アサヒ)378票
1987年発売。「ドライ」のジャンルを築いた辛口ビールの代表銘柄。5%、42キロカロリー

4.本生(アサヒ)369票
大麦エキスと海洋深層水を使った発泡酒。2001年2月発売 発泡酒の2位ブランド。5.5%、43キロカロリー

5.エビスビール(サッポロ)310票
麦芽100%のプレミアムビールの代表的銘柄。独バイエルン産ホップの苦み。5%、42キロカロリー

6.淡麗グリーンラベル(キリン)278票
4月発売。従来のものに比べ 発酵度を高め糖質を7割カット。さらりとした後味。4.5%、30キロカロリー

7.ラガービール(キリン)222票
1888年からある主力ブランド。低温で1カ月半かけ熟成。くせのない苦みとコク。5%、41キロカロリー

8.北海道生搾り(サッポロ)221票
2001年3月発売。北海道産麦芽を使い 低温熟成 みずみずしい味わいの発泡酒。5.5%、45キロカロリー

9.モルツ生ビール(サントリー)216票
麦100%の生ビールとして1986年に登場。天然水100%の仕込みも強調。5%、42キロカロリー

10.ダイエット〈生〉(サントリー)209票
2001年10月発売。糖質を7割カット カロリーを半分にした発泡酒。3.5%、21キロカロリー

(注)%はアルコール度数、カロリーは100ミリリットル当たり

【調査の方法】調査会社スコープ(東京・新宿)を通じ 主婦を対象にインターネットで6月下旬実施。NEEDS-SCAN(日本経済新聞社のPOS情報サービス)の上位に 新製品を加えた36銘柄から「飲みたい」ものを選んでもらった。複数回答可。有効回答1022票

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2002年7月12日 (金)

 わが家の生活防衛策&ボーナス

 昨日の NTV ズームインスーパで DIY生命が 3月にサラリーマン世帯の主婦 300人に聞いたアンケートの結果を放送していた。よその家庭の事情をのぞき見してみるのも面白かろう。全体的に不景気を反映している様子がうかがえる。あなたの家庭はいかが。

◎暮し向きは1年前と比べて
良くなった 5.3%
どちらかといえば良くなった 27.7%
どちらかといえば悪くなった 57.7%
悪くなった 9.3%

◎家庭のことで現在不安を感じたり心配していること
夫の収入 7.0%
家族の健康 5.4%
子供のこと 4.9%
夫の親のこと 3.4%
自分の親のこと 3.3%
夫の会社の倒産 2.7%
夫のリストラ 2.3%
夫婦関係 1.8%
親戚づきあい 1.5%
近所づきあい 1.5%
自分自身の失業 1.4%

◎家庭の生活費の中で負担になっていると感じる経費
住宅関連費 41.0%
生命保険料 29.3%
教育費 29.3%
食費  29.3%
光熱費 28.0%

◎家計のリストラの必要性を感じている人 92.7%

◎何をリストラしたか?
外食・高額商品・レジャー・長電話・衝動買い・服飾品・夫の小遣い

◎夫の月平均の小遣い
1万円未満4.0%
1万円~ 9.3%
2万円~ 17.0%
3万円~ 24.0%
4万円~ 9.3%
5万円~ 22.7%
6万円~ 3.3%
7万円~ 2.0%
8万円以上8.3%

◎1年後の暮らし向きに不安を感じる
20代 75.5%
30代 77.7%
40代 80.0%
50代 82.6%

-以下は 今日放送 6月調査分-

◎夫の今年の夏のボーナスは?
30万円未満4.7%
30万円~ 8.3%
40万円~ 13.0%
50万円~ 18.0%
60万円~ 13.0%
70万円~ 8.0%
80万円~ 9.0%
90万円~ 6.0%
100万円~ 9.3%
120万円~ 6.7%
160万円以上 5.0%
平均 69.2万円 去年と比べて -6.7万円

◎夫の仕事ぶりから見てどうですか?
かなり少ないと思う 30.7%
やや少ないと思う  42.7%
妥当な額だと思う  26.7%
もらいすぎ・かなりもらいすぎ 0%

◎ボーナスの使い道は?
国内家族旅行 26.7%
大型家電製品の購入 14.7%
預貯金 49.0%
ローン・クレジットの支払い 45.0%
生活費の補償 42.0%

◎夫にどんな言葉をかけますか?
ご苦労様でした・お疲れ様でした 107
ありがとう 29
やっぱり減ったね 23
もらえるだけいいよ 12
意外と多かったね 6
よかったね 5
少ないね 5
去年と変らないね 4
頑張ったね 4
増えたね 3

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2002年7月 4日 (木)

 ワールドカップ2006年ドイツ大会

 サッカー・ワールドカップも終わってしまうと 2006年にドイツで開催される大会のことが気になってくる。日本がベスト8入りを逃がした後 選手もサポーターも ドイツでの試合に道が開けたような発言が多くあった。せっかく盛り上がっている話に水を差す様だが 4年後のワールドカップに日本が出場出来ると決まっているわけではない。

 今大会は開催国として予選を免除された。しかし次回は アジア予選を勝ち抜かなければならないのだ。 2006年大会のエントリーは2003年で この年の12月に予選の組分け抽選会が行われる。実際にアジア予選が始まるのは 2005年になってからだろう。しかしその前に アジアの出場枠がいくつになるか それも大いに気になる。

 32チームが出場するようになった98年大会(それまでは24チーム)では アジアに与えられた枠は「3.5」だった。3チームはアジア単独で 4チーム目は オセアニア地区代表とプレーオフを行った。結果的にイランがオーストラリアを下して出場権を獲得しアジアからの出場は4カ国だった。

 2002年大会では 国際サッカー連盟(FIFA)のワールドカップ委員会は 最初 アジアに「4」を割り当てた。開催国で自動出場の日本と韓国を除くと 予選で得られる出場枠はわずか「2」である。アジアはこれに猛反発し 一時は ワールドカップをボイコットする とまで言い出した。結局 ヨーロッパ・サッカー連盟(UEFA)が厚意を示し「0.5」枠の提供を申し出たことで折り合いがついた。ヨーロッパとのプレーオフで1枠を争うことにしたのだ。すなわち2002年大会のアジア枠は 最終的には「4.5」だった。ただし プレーオフに進出したのは またもイランだったが アイルランドに屈してアジアからの5カ国出場はならなかった。

 しかし これは日本と韓国の自動出場があったための数字である。次回はドイツでの開催だから 98年と同様の「3.5」枠まで後退してしまう可能性もある。ここでモノをいうのが 今大会の成績である。90年イタリア大会でカメルーンが大旋風を巻き起こし ベスト8に進出した。この大会ではアフリカの出場枠は「2」だったが カメルーンの好成績により 94年大会では「3」に増やされた。日本と韓国がグループを首位で通過し 韓国がベスト4に進んだ今大会。この好成績は 2006年大会の出場枠にどうプラスになるのか期待したいものだ。

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2002年7月 2日 (火)

 半夏生(はんげしょう)

 半夏生というのをご存知だろうか。暦の単位である七十二候の一つだそうだ。梅雨が長引きしそうなこの時期 infoseek 今日のお天気トピックスから 雑学をどうぞ。



【半夏生1】
7月2日は二十四節気よりさらに細かい暦の単位である七十二候の一つ 半夏生(はんげしょう)。全国的に田植えが遅い地方でも終わるころである。暦の上では梅雨明けの時期で この後は晴れの日が続いて稲が良く育つとされてきた。そのため昔は「半夏半作(はんげはんさく)」といって この日までに田植えを終えなければ収穫が減ってしまうという理由から 半夏生を田植えの目標の日にしていた。

梅雨の終わりごろは大雨になりやすい時期でもある。西日本では 半夏生の雨は大雨になるといわれ 「半夏雨(はんげあめ)」とよばれている。さらに そのときに起こる洪水をあらわす「半夏水(はんげみず)」という言葉もある。過去にも この時期に「昭和47年7月豪雨」と呼ばれる大災害があり 多数の犠牲者が出ている。梅雨も終わりが近づいてきたが 大雨には注意したい。

【半夏生2】
半夏生のころは サトイモ科の「カラスビシャク」という薬草が生える時期でもある。そもそも半夏(はんげ)とは カラスビシャクの地下茎にできる丸い部分のことで 皮をむいた白い部分は漢方に使われ 吐き気を抑える効果があるとされている。つまり この半夏が生えるころだから「半夏生」と呼ばれるようになったのである。

一方 「ハンゲショウ」という名の植物もある。ドクダミ科の植物で 暦の半夏生のころに葉が白く変わることからこの名が付いたとされている。上のほうについている2、3枚の葉だけが変色することから「片白草(かたしろぐさ)」ともよばれている。

ハンゲショウは毒草であることから 昔は半夏生の日は空気中に毒がたちこめるといわれ野菜などをとって食べることが禁じられたり 夜明けごろにはその毒の成分が降り注ぐからといって 前日の夜から屋外の井戸にふたをしておく習慣もあったという。カラスビシャクの「半夏」と暦の「半夏生」 そしてその時期に葉を変色させる植物の「ハンゲショウ」の間には複雑な関係があったようだ。

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2002年7月 1日 (月)

 ワールドカップが終わった

      ブラジル優勝(5度目)



 日本中 いや世界中がわいたワールドカップは昨日の優勝戦をもって終了した。世界最大のスポーツイベントとい云われる サッカー・ワールドカップの 第1回大会は 1930年に開催された。参加チームは名乗りをあげた13チームだったが やがて世界中で予選が開かれるようになり その規模を拡大していった。とりわけテレビが普及してから著しい発展を遂げた。そうしたなかで 大会の開催意義そのものも変質していく。ひと言でいえば その経済的価値に焦点が当てられるようになった。

 実際 今回も日韓共催が決まると どれくらいの経済効果が期待できるのかという議論が繰り返された。日本国全体はもとより キャンプ地や開催地ごとによる経済波及効果も算出された。電通総研・社会工学研究所の調べによると 経済波及効果は 日本代表が予選で敗退しても 3兆1828億円 ベスト8に残った場合 3兆3049億円 優勝した場合は 3兆6036億円に及ぶといっていた。しかし「経済波及効果」だけでなく「社会波及効果」と呼べるような効果も多かっただろう。

 具体的にワールドカップがもたらす「社会波及効果」の一つは国際交流が進展することだろう。特に今回は日韓共催という形を取っているため 日本と韓国の関係改善という点においては計り知れない効果があると思う。新しい日韓関係を築くキッカケになるのは間違いない。そうした国家レベルの交流だけではなく さまざまな地域で試合が行われ 各チームがそれぞれ気にいった地域でキャンプを張るので そうした地域ごとに市民レベルでの交流が生まれているのも特徴だ。

 次の日本開催は 今後何十年後になるか分らない様な貴重なチャンスだった。「経済波及効果」も「社会波及効果」も得られるワールドカップ。国レベルで効果が最大になる様に 政府が何をしたかは定かではないが。

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