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2003年4月17日 (木)

 家電革命 トロンの衝撃

 私のパソコンはウィンドウズで動いている。したがって大半の基本ソフトはウィンドウズだとばかり思っていた。NHKで4月15日に放送された「プロジェクトX」で基本ソフト「トロン」が紹介された。この開発と普及のために 多くの日本の技術者が 企業間の壁を超えて協力しあった。

 米国からの輸入制限や報復関税の制裁措置をちらつかせられたりしながらも 現在は 携帯電話、デジタルカメラ、カーナビゲーションと 日本が世界をリードする多くの製品を動かす基本ソフトに育っている。素晴らしい日本の技術者達の逞しい働きに感動させられた番組だった。

NHK「プロジェクトX」第111回 「家電革命 トロンの衝撃」より

 携帯電話、デジタルカメラ、カーナビゲーション。日本が世界をリードする多くの製品を動かす基本ソフトがある。トロン。世界で最も使われている基本ソフトの一つである。

 昭和59年 トロンを考案したのは一人の日本人学者だった。東京大学の坂村健。パソコンから家電まであらゆるもの動かせるよう設計した。「基本ソフトは情報化社会の基盤。空気や水と同じ」と考えた坂村は トロンの仕様書をなんと全世界のメーカーに無料で公開。たちまち内外140社が集まりプロジェクトが結成された。大手メーカーは次々とトロンで動くパソコンを試作。誰でも簡単に使える分かり易さと軽快な動きで評判となった。

 しかし 平成元年 そこに超大国アメリカが立ちはだかった。日本に対し 小中学校で使うパソコンの規格をトロンに決めるなと迫ってきたのである。自動車やVTRで日本に圧倒され巨額の貿易赤字を抱えたアメリカは 輸入制限や報復関税の制裁措置をちらつかせていた。メーカーは次々とトロン・パソコンから撤退を余儀なくされた。まもなく世界市場を制したのはウィンドウズだった。パソコンの心臓部を握られた日本メーカーの利益率は低下し 基本ソフトを持たない弱さを痛感させられる。

 窮地に追い込まれたトロン・プロジェクト。しかし 坂村と技術者たちは諦めなかった。「もの作りには自由に改良できる自前の基本ソフトが欠かせない」と各地で技術者たちに訴え トロンのバージョン・アップを重ねた。逆境の中で技術立国のもの作りの将来のために闘い続けるメンバーの情熱は 革命的な新商品との運命的な出会いを呼び込んでいく。日本発信の世界的基本ソフト・トロン。育て上げた男たちの執念の逆転劇を描いている。

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2003年4月16日 (水)

 日本が誇るキーデバイス(3)

【昨日15日の続き】

 過去10年間 HDDのデータ記憶密度は 18ヵ月ごとに2倍になるという驚異的なペースで増加し 特に1997年以降は 12ヶ月ごとに約2倍というペースでした。TDKとアルプス電気は こうした市場の要求に応えるために超高精度な部品を開発し 技術力のあるメーカーとして生き残ってきたのです。今ではその技術的難しさから新たに生産に乗り出そうとしている企業は見当たりません。

 次に「HDDのモーター」も高度な精度と耐久性が要求されます。この分野では日本電産とミネベアが高いシェアを誇っています。現在は それまで使われていたボールベアリングタイプのモーターから流体軸受けタイプのモーターに進化しつつあります。このモーターは 今後HDDが家電製品の中で使われていくために不可欠な静音性と耐久性を同時に実現するものですが 製造が非常に難しいために 先に挙げた日本の2社が世界市場の過半(60~70%)を占めている状況です。

 このような「キーデバイス」を持っている日本の製造業はまだまだ世界で強い競争力を維持しており 今後の収益が安定して伸びると期待しています。今回はHDDという部品に焦点を当てましたが 他にもキーデバイスに強みを持っている日本企業が多数あります。今後また機会を捉えて どのような分野にジパングが期待しているのかをお伝え出来ればと考えております。

                  チーフ・ポートフォリオ・マネージャー 小林 敏紀

日興アセットマネージメント」より

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2003年4月15日 (火)

 日本が誇るキーデバイス(2)

【昨日14日の続き】

 まず 技術的な競争力が重要な部品の例としては パソコンの頭脳であるCPU(中央演算処理装置)が挙げられます。何百万という回路を1センチ四方に作り込むため 製造が非常に難しく 世界でもインテル社をはじめ数社しか製造をしていません。こうした 他者の真似の出来ない そして重要機能を果たすな部品を「キーデバイス(鍵となる部品)」と呼ぶことがあります。

 それでは 日本にはこうしたキーデバイスを作っている会社はないのでしょうか。私達は 普段あまり目に触れないHDD(ハードディスクドライブ;パソコンのデータを保存する記録装置)と呼ばれる部品も「キーデバイス」の一つであると考えています。HDDはパソコンに内蔵されているものと考えがちですが 今後はパソコンのみならず様々な家電の情報蓄積に使われると考えられています。すでに一部のカーナビゲーションやDVDレコーダーなどにはHDDが内蔵されており パソコン以外での用途が拡大しつつあります。

 このように将来高い需要が見込めるHDDですが ポイントは製造技術が非常に難しい部品の一つだということです。先ほど挙げたインテル社のCPUと同様に HDDを製造することは技術的に難しくアジア企業の参入が困難なのです。そして日本企業がそのHDDを構成するパーツの中でも更に重要な部分を作っているのです。その第一が「HDD磁気ヘッド」と言われるパーツです。

 HDDの磁気ヘッドはレコードの針の様に回転する記録ディスクから信号を読み取る部品ですが HDDを構成する部品の中でも超高精度が求められ 世界でも量産が出来る企業は10社に満たないと見られています(少し前のTDKのテレビコマーシャルに飛行機を地上1mmで飛行させるような技術と言うのがありましたが それがこの磁気ヘッドの技術です)。その少数メーカーの中で日本のTDKとアルプス電気が市場シェアのうち40%程度(日興アセット調査部推定)を抑えており、両者の技術的優位は当面脅かされることは無いと考えられます。

                                   【明日16日へ続く】

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2003年4月14日 (月)

 日本が誇るキーデバイス(1)

日本企業の選択肢として面白い記事なので転載。3回に分けて。

日興アセットマネージメント」より

                  チーフ・ポートフォリオ・マネージャー 小林 敏紀

 日本企業とその他のアジア企業とを比較した場合「日本の企業はその高い技術力を駆使して 付加価値の高い製品を作るべきだ」という主張を耳にすることがあります。付加価値の高い製品というのは多くの場合 利益率が高い製品と言い換えることが出来ると思います。しかし 発売当初は利益率が高くてもすぐに後発製品によってその利益率が低下してしまうような製品も多く見られます。ですから「どれだけの期間 製品の利益率を高く維持できるのか」を考えることが製品の競争力 ひいては企業の競争力にとって重要となります。

 その中で 日本企業が当初は高い利益率を上げていた(高い付加価値を付けていた)ものの その後アジアメーカーに追い付かれ利益率が低下してしまった製品を挙げると 枚挙に遑がありません。例えばノートブックパソコンです。ノートブックパソコンは かつては東芝をはじめとした日本メーカーの独壇場でしたが 現在は台湾 韓国メーカーが技術的に追い付き 廉価で販売するようになっています。日本企業のモノ作りはどうすればより賃金や税金の安い国の製品と競争していけるのでしょうか。

 日本企業の選択肢は 大きく分けて二つあります。それは「価格競争」を採るか「技術競争」を採るかの選択です。日本企業は単純な部品の製造や組み立てでは 人件費格差から生き残れないため 多くの場合生産拠点を中国に移すなどの方法でコスト競争力を付けようしています。その一方で ある特定の部品のみに製造を集中させ 他社が追い付けないほどの技術的な優位を築こうとする企業もあります。

 つまり 技術的な参入障壁が高く そして重要な役割を果たす部品を集中して製造することで価格競争に巻き込まれないようにする戦略です。今回は「技術競争」とそれを採った企業を中心にお話しします。

                               【明日15日へ続く】

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2003年4月 6日 (日)

 三毛猫君 最近の行状記

【3月31日 月曜日】
 「東京ディズニーランド」へ行って来た。平日だから空いていると思ったのが大きな誤り。春休みの最中で大混雑。1~2時間待ちはザラ。客をこんなに待たせてアトラクションの売上げは大丈夫かと心配になるが 入場券がアトラクション乗り放題のパスポート券だけになっているから どんなに客が待ち時間をムダにしても売上げに関係なし。乗れようと乗れまいと 入場者数を稼げれば売上が伸びる。東京ディズニーランドさん 頭いい!でも 久しぶりに童心に帰って大満足。




【4月4日 金曜日】
 上尾丸山公園で花見。良い天気で大勢の人出。入場無料の自然公園で 花見にはもってこいだが 夜が早すぎ 夜桜見には不適。但し 3月30日~4月6日は 午後9時まで ぼんぼり点灯。
夕食は「ちゃんこ江戸沢」で チャンコ鍋で盛り上がる。食べすぎ。




【4月5日 土曜日】
 雨のなか 後楽園ホールへ 4CH「笑点」の公開録画を見に行く。4月13日(日)と4月20日(日)午後5時30分~6時 放送分。♪チャンチャンチャカチャカ スッ チャンチャン♪ 放送日が楽しみ。帰りに新宿の「老辺餃子館」or「老辺餃子館」で 水餃子を食べる。これは美味しい。

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