旬の果物 『イチジク』 のウンチク
夏から秋にかけて旬の果物にイチジクがある。イチジクはアラビア地方が原産で 日本には江戸時代に中国から伝わってきた。イチジクはもともと「一熟」という漢字を当てて「イチジュク」と呼ばれていた。これは日ごとに一つずつ果実が熟していくことから または果実が1か月で熟すことから このような名前がついたと言われている。
イチジクを漢字で書くと「無花果」。これはイチジクが花を咲かせずに実を結ぶ果物と考えられてきたからだろう。しかし 実際にはイチジクもほかの果物と同じように花を咲かせている。イチジクの実を割ったときに 小さな粒が中にたくさん詰まっているが この粒々こそが花である。果実の中に花があるなんて変な話だが 果実だと思って食べている部分は実ではなく 花托(かたく)と呼ばれる部分なのである。
この食用とされる部分には 食物繊維のペクチンやたんぱく質を分解する酵素が多く含まれている。食物繊維のペクチンは 腸の働きを活発にさせる上 コレステロールの吸収を防ぐ。たんぱく質分解酵素は消化を助ける働きをする。そのため イチジクは油っこいものや肉などのたんぱく質の多い食事をしたあとにデザートとして食べるのが最適である。
【おいしいイチジクの選び方】イチジクは季節の味として生のまま食べるほかにも ジャムやドライフルーツなどの加工食品としても食べられている。おいしいイチジクにはどんな特徴があるのだろう。まず イチジクを手で持ったときに 大きめで重量感があることが大切。そして 皮がみずみずしくハリがあるものは甘みがある。
また イチジクは熟すと色が緑から赤に変わるが 赤みが鮮やかなものを選ぶとよい。イチジクを保存するときは常温で保存する。これは甘みを損なわないためで もし冷やすのであれば 食べる直前に冷蔵庫に30分ぐらい入れる程度にしておくとよい。また イチジクは日持ちしにくい食べ物なので おいしく食べるためには熟し具合が重要なポイントである。
熟し具合を知るためには 枝についていた部分とは反対側のおしりの部分の割れ加減で判断する。この部分が割れそうなもの または割れかけているものはよく熟しているが 大きく割れてしまったものは熟し過ぎ。イチジクのおいしさを知るには食べごろをのがさないことである。おしりの部分が割れかけのものを購入し その日のうちに食べるとよい。
【infoseek今日の豆知識より】
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